渋谷名物天津甘栗
渋谷名物天津甘栗をご存じだろうか?
なぜに渋谷で天津甘栗?と思う方も多いだろう。
かくいう自分もその一人で、昔から渋谷駅前のスクランブル交差点かつハチ公前という好立地にある、この天津甘栗店に興味を持ちつつも、ずっと前を素通りしていた。
若者ばかりの中で、なんかちょっと恥ずかしいし(笑)
”渋谷のど真ん中の天津甘栗、高いに決まってる?”
今まで一度も購入しなかった理由はコレ。
どうせちょっとしか入っていないんだろう?高いんだろう?って。
ハチ公前だよ、店舗代だけでもいくらかかるというのだ。
そして、量が少ないとか高いと、我が家では許されないのだ。
天津甘栗への愛
と言うのも、我が家は大の甘栗好きだからだ。
正月前になると、スーパーで甘栗の販売が始まる。
そして、スーパーで売られている限り買い続ける。
家族四人、980円の天津甘栗なんて、2日もつと良い方…
しかも「甘栗むいちゃいました」とかいう皮をむいてある邪道なヤツを妻は許さない。
あくまで、テカテカと黒光りして、皮をむくと手が黒くなるような天津甘栗しか我が家では受け入れられない。
天津甘栗は冬だけ?
いや違う。夏でも売っている。
しかし悲しいことに、スーパーでは我が家の好きな天津甘栗は、なぜか冬しか売っていない。ある日突然棚から消えるのだ。
その時の悲痛感と言ったら・・・
天津甘栗を求めて
と言う訳で、スーパーで買えなくなった後は、上野の駅前の天津甘栗の老舗”くりや”に行ってみたりしているが、いかんせん面倒だ。
わざわざ行くのは億劫だし、コロナ禍で外出もできなかった。
最近とんと天津甘栗とはご無沙汰だったわけだ。
渋谷名物天津甘栗との出会い
そんなとき、たまたま昨日仕事で渋谷に行き、渋谷名物天津甘栗屋の前を通った。
天津甘栗に飢えていた私は、今回は迷わず店頭に立った。
すると思いのほか正統派な甘栗屋さんだった。
狭い店内には、ゴロゴロと天津甘栗を炒るあの窯。
感じの良いお姉さんが一人。
幸い客は誰もいない。
渋谷天津甘栗の良心的な値段
近づくと、値段が貼ってあった。
300円・・・100g
500円・・・200g
1000円・・・500g
そして、
20%増量中との文字。これは、買うしかない!!
すぐさま、「1000円の一袋下さい」と言うと、
お姉さんは、シュッシュッと除菌スプレーを自分の手にして、
ざっ、ざっと袋にゴロゴロ回る窯の中から、天津甘栗を入れてくれた。
そして、ちゃんと軽量ばかりで、重さを確認して調整している。
律儀だ。
手渡された天津甘栗は、まだほこほこと温かかった。そして重い。
結構入っているのではないか!
喜ぶ家族の顔を想像して、家路を急ぐ。
渋谷名物天津甘栗、うまい!
帰宅し、妻に「お土産!」とまだ温かいレジ袋を渡すと、
「何?」と早速袋を開ける。で、想像通りの歓喜の声w
早速食べようとするので、息子の帰宅を待とうと言い、
息子が学校から帰宅後、おやつに食べた。
「美味しい!!」全員納得の味だった。
渋谷名物天津甘栗 デカイ!むきやすい!
そして、味意外にもう一つ良かったことは、むきやすいことだ。
皮はパリパリしていて、耳元で甘栗を振るとコロコロ中身の音がする。
爪で横に切り込みを入れると皮はむきやすく、身が割れたり皮に引っ付くことなく取り出せる。
これはかなりポイント高い。
天津甘栗で、皮がむけず、栗が渋皮にくっつく事ほど、腹立つことはないからね。
あと大きさ。粒ぞろいで一粒一粒が大きい。
我が家の救世主!渋谷名物天津甘栗(笑)
と言う訳で、あっという間にみんなの腹の中に、入ってしまった。
渋谷名物天津甘栗、こんなに美味しくて良心的な値段だったのなら、もっと前から買えばよかった。
実際、食べてみてわかる正統派の味と甘栗の素材の良さ。
栗自体が大きくて、まじめに商売しているという感じ。
あんな土地単価の高い渋谷スクランブル交差点前という一等地にある甘栗屋。
60年前からあるらしい。
今もなお、お店が続いていると言う事自体、美味しいことの証明だろう。
そりゃ、あの店はつぶれないなーと思った次第。
夏になると、天津甘栗の他アイスクリームなども売っているとのこと。
アイスを食べながら、お土産に天津甘栗、いいじゃないか!
これからは、渋谷に行ったら家族へのお土産はコレに決まり。